協力して生活でき経済的な負担も軽くなる
二世帯住宅で生活をする場合、日々の家事や買い出しなど様々なシーンで助け合えたり、両親と祖父母が協力して子育てをしたりと、家族の負担が軽くなるのが大きなメリットです。また、家の中に誰かしら家族がいるため、空き巣や忍び込みなどのリスクを回避でき防犯対策もバッチリです。敷地内に家を一つ建てて家族そろって暮らすのであれば、電気代や水道代の基本料金をひとまとめにでき、生活費を大幅に節約することも可能です。また、固定資産税など一戸建てを持っている人にとって必ずかかる税金を家族で分担して支払えるのも魅力と言えます。その他、最近では二世帯住宅を対象としたインターネット利用料の割引や、映画や音楽、動画などの配信サービスの月額制プランも登場しているので、ニーズに合わせて契約を検討するのもおすすめです。
家族間の生活環境の違いからストレスを感じることも
二世帯住宅は家族が集まって生活するので心強いですが、仲の良い家族であっても次第に生活環境の違いから気疲れするケースも少なくありません。同じ家の中で生活をする場合は、キッチンや風呂、トイレなどが共同になるので自分の好きなタイミングで使えなかったり、時間帯によって他の家族の生活音が気になったりすることもあります。二世帯住宅に暮らすうえでストレスをため込まないようにするには、互いにあまり干渉をしないことや、部屋や設備の使い方など家族間のルールを決めておくことがポイントです。また、それぞれの家族のプライバシーを大切にしたいのであれば、施工費用が高くなりますが、敷地内に二つの家を建てて別居をする方法も検討してみましょう。
二世帯住宅とは、親と子世代が一緒に生活できる住宅のことです。玄関やキッチンなどの設備を共用するタイプもあれば、完全に生活空間を分けている住宅もあります。